こんにちは!ネットビジネスカフェのぎーさんです。
「やりたいことを仕事にすると、今より充実する」ということを伝える転職関連のCM。
定番で数年来ずっと流れていますよね。
確かに、大好きなことを仕事にできれば、
辛いことも大変なことも
「自分が決めたことだから」という自分の受け入れ態勢があるので、困難も前向きに受け取れやすいです。
そして大好きな仕事での経験は、失敗も無駄にはなりません。
これは私自身が続けたことでそれを経験したから言っています。
そうでなかったら、こんなことを私が言っても何の価値もありません。
やりたいことを仕事にしようとする人が最初にぶち当たる壁は、だいたいその仕事から直接上がってくる報酬が低いことです。私が今の仕事に転職する時も、そういう仕事に限ってめぼしいところは経験者しか募集していませんでした。未経験者OKとなると、スキルがない代わりにパワーを期待される会社ばかりです。
なので、最初に入社した会社での仕事は、私は夜寝ずに制作していることなどしょっちゅうでしたが、持ち込み作業にお金は発生しませんでしたし、そのわりに時給が低かったりします。
起業は業種によってもっともっと規模が違います。まず借金から始まることもザラですが、そこから結果がついてくるまでやり続けなければ無駄になります。
でも、乗り越えて同じ仕事を続けていると、随分やりたいことをやらせてもらえるうえにお金を頂け、さらに自分と同じ価値観の仕事仲間に出会うようになっていきます。
だから、一時的な失敗や挫折の時期は、無駄にはなりません。
でも現実は、
「やりたいこと」を仕事にしても、心からこれで良かったとは思えなくてイキイキしていない先輩はたくさんいますし、大きな挫折感を味わって、辞めていく人がたくさんいるのも事実です。
「好き」レベルの個人差
- 趣味レベルで好きなのか
- 生計立てられるレベルで好きなのか
この間には大きな差・溝があります。
例えば私が今のデザイナーに転職するときに口すっぱく言われて制作したのはポートフォリオ(作品集)です。
どんな技術職もそうだと思うのですが、いくら
好きなんです!やりたいんです!
興味があるんです!
一生懸命に頑張ります!
と言われても、実際に行動してきた証明がなければ「本当に・・?」ってなります。
相手の役に立つことが仕事。役に立てることを見せないと意味がありません。
自分の好きを仕事にしても成功しない条件
才能やセンスが求められるのは、次元を超えたハイレベルな世界だけの話。
世界を目指す以外の自己実現には、センスや才能はさほど求められません。
ほとんどが
この違いで、辞めるか続けるか分かれています。
そのエネルギーの違いは、自分の中の願望に引っ張られているはずです。
自分は何のために働いているのか考えてみよう
なぜ生きるかを知っているものは、どのように生きることにも耐える
ニーチェ
↑ニーチェの言葉の引用です。
当時ほど私たちはいま、生死を分けるほどの困難や苦難に直面することは、ありがたいことに滅多にありません。
でも、自分がその仕事をする理由と目的を分かっている人は、壁が立ちはだかっても、自分の目的を成し遂げるまで、歯を食いしばって乗り越えています。
もはや、それを楽しむことができます。
だけど、なんとなくだけで仕事をしていると、辛いことや困難がきた時に、簡単に折れてしまいます。
根性がないからとか、そういうことではありません。苦労してまで乗り越える理由がないからです。
やりたいことをやり続けられる人と、辞める人との大きな違いは、
- 自分がなぜその仕事をするのか?
- この仕事を手段に、自分は相手に何を与えられるのか?
を分かっている・分かろうとしているか(追求しているか)の違いが大きいです。